「磁気焼鈍」

「磁気焼鈍」

「磁気焼鈍(じきしょうどん)と読みます」

 

今回は熱処理用語、サーマル化工の中枢事業、磁気焼鈍に関しての投稿です。

サーマル化工は水素雰囲気による磁気焼鈍処理をおこなっています。水素で熱処理で磁気焼鈍?という反応がほとんどです。

 

「熱処理業界でもかなりニッチです」

 

硬化処理(焼入れなど)に対して軟化処理(焼きなましなど)は熱処理会社の比率として9:1といわれています。

 

 

上の画像は鉄鋼の熱処理相関図で横軸が炭素量縦軸が熱処理温度です。純鉄の場合吹き出しの△部分だけが

焼きなまし温度の範囲となり、それ以外は他の熱処理の範囲となります。

 

「さらに磁気焼鈍(じきしょうどん)はニッチです」

 

応力除去焼鈍処理(見た目に分かる歪みとりなど)に対して、磁気焼鈍処理は全く見た目に変化はありません。

 

そのため、専用の機器で測定しないと証明出来ません。(画像は東北特殊鋼製K-HC1000保磁力計になります)

 

「あまりにも珍しいためウキペディアもありません」

 

今後の目標として、皆様とともにページをつくりたいですね。

よろしければご連絡いただければ幸いです。学術的な部分は弱いのですが、現場の経験値はあります。

 

「磁気焼鈍処理のために創業した会社だからです」

 

昭和41年、一般家庭にも普及したもの

 

 

電話です。その内部部品に必要な工程が熱処理の「磁気焼鈍」という技術であり、その特性をよりよく

するために「水素雰囲気中」熱処理の指定があったからです。

 

「焼鈍と磁気焼鈍の違いとは?」

 

「焼鈍」(焼きなまし)とは組織の均質化や機械加工や塑性加工をしやすくするための軟化を目的とします。

つまりは材料や一次加工の段階で行ったり、製品が軟らかくなくてはならないものに施す熱処理になります。

製品でいうと、リベットやガスケットなどになります。

 

「応力除去焼鈍」(おうりょくじょきょしょうどん)とは

加工歪みや応力を開放する目的で、変態点以下で行う熱処理です。「焼鈍」に比べて低い温度で行うため、

低温焼きなましともいわれます。製品としては巻きバネ、板バネ、端子などにバネ性向上の目的で施されます。

注意点として、応力が解放された場合、見かけのひずみ(曲がり量)は、行う前よりも増加する場合もあリますので

温度が不明確な場合はご連絡ください。

 

「磁気焼鈍」(磁気焼鈍)とは加工(プレス加工、溶接、曲げ加工、切削加工など)による残留応力の除去・緩和が

主な目的となります。純鉄・パーマロイなどの磁性材料は「磁気焼鈍」という熱処理を行うことで、

初めて磁気特性が向上します。製品としてはいわゆる電化製品です。電磁石の原理を使用したリレー、モーター、センサー

など自動的に電源が入る部品に施されます。なぜ、この「磁気焼鈍」処理が必要なのかというと

「電気はためておくことが出来ないから」です。そのため「磁気焼鈍」をおこなう理由の一つとして

「蓄積された電気を無駄なく使えるように」するための技術です。

正確にかつ省電力で動く製品に多く使用されています。一番多くの「磁気焼鈍」が必要な製品は自動車になります。

 

・ライト、ブレーキランプ、ウインカー、ワイパー

・ウインドウ、スライドドア

・カーナビ、エアコン

・シート、ハンドル、操作モニター、バックミラー

・ロック、アイドルストップ

・センサー、モニター(盗難防止、衝突安全装置、カメラ)

これ以外にも多くの箇所が電気で動いており、自動車の電装化はより進んでいくとおもわれます。

少ない電力で多くの部品を正確に作動させるために必要な工程が熱処理の「磁気焼鈍」(じきしょうどん)になります。

これ以外にも「磁気焼鈍」を施した金属材料は色々な役割をもつ金属部品へと変化していきます。

 

「焼鈍」専用ページはこちらから

 

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